東 川

 東川は狭山丘陵北東部を源流とし所沢市街を流れた後、柳瀬川に合流する全長14.3kmの河川です。
 谷地の1つが源流で、かつては稲作が行われていました。しかし、山口貯水池完成後水量が減り、埋め立てて畑にしたそうです。さらに現在では畑が住宅地に代わりつつあります。源流に向かうに従い水量が減りますが、その流路は埋め立てられた土地の一部に人工的に作られています。水質は最上流部でもよくありません。
← 最上流の東川
← 弘法の三ツ井戸
 「この井戸は昔1人の旅僧(弘法大師)が諸国巡歴の折、当地に来たり民家に立ち寄り飲み水を求めた。すると機を織っていた婦人が遠方まで水を汲みに行った。これを見ていた旅僧は村人の難儀を救おうと思い、杖で三か所の場所を示して印を付け、「ここを掘ればよい清水が得られる」とおしえた。そこで村人は教えられた3か所を掘ると、果たして清水が得られたという。3つ井戸は東川にそって、ほぼ50mの間隔で掘られ、現存する井戸はその東端のものであり、後方には弘法大師をまつる小堂がある。」(教育委員会の解説)
 所沢市街地の東川はローム層を削り込みれき層の上を流れていて。地下への水の浸透が顕著なため、かつては渇水期には水がなかったようでこのような井戸が川沿いに掘られたのだと考えられます。
← 所沢市街の東川
 都市河川である東川は、水質汚染と洪水が問題になっています。
 洪水対策としては土地に余裕のある場所では遊水地が数か所つくられています。また、市街地の部分では地下河川が現在つられています。これは東川に平行して地下約15mに直径約4mのトンネルを弘法橋から下流に向かって約2・5kmにわって掘り、増水時にここに水を流し下流で放流し市街地での洪水を防ごうとするものです。
(謝辞) このページを作るのに、地学団体研究会埼玉支部・埼玉日曜の地学の会主催の日曜の地学ハイキング373回「続、東川を歩く」を参考にさせてもらいました。